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2010年4月

2010年4月30日 (金)

ニッチン食堂

2010_0330n0001 水を加えてレンジでチンするカップ麺。

「水」+「電子レンジ」=めんがうまい、と宣伝されている。やきそば、クリームパスタ、ミートソースの三種がある。

製品コンセプトである「電子レンジを使う点」を社名の’日清’をもじり’ニッチン’としたことに拍手です。会社の名前をいじるのは、特に大きな会社にとってはとても勇気のいることだったと想像します。その昔、インスタントやきそばといえば、フライパンで水が無くなるまで加熱して作った懐かしい記憶があります。

★「シッシン食堂」(失神するくらい美味しい)が発売される。

2010年4月29日 (木)

セパレートされた電車の椅子

2010_0418n0004 写真のように椅子が分割されている。

ストレートの金属製長椅子に一人分ずつ分割したクッションが取り付けられている。JR九州、熊本にて遭遇。

7人掛けの椅子に6人が座ることを防ぐために、シートの色を変えたり、荷台からのパイプで区分するとかの対策が考えられています。この写真のようにすれば完璧だと感心しました。ところで左二つのヘッドレスト、これはなかなかの優れもの、車内で居眠りをするのが得意な私にとっては特にありがたいと思いました。

★窓の部分の椅子にもヘッドレストが装備される(ことを願う)

2010年4月28日 (水)

牛型ボールペン

2010_0217n0006 ボールペン機能がついた牛の人形。

写真のように「手が曲がり足が伸びた状態の人形」の足の部分にペン先が飛び出ている。やや持ちにくい。

こりゃ何でもありと思いました。要は少々細長いポーズをさせた人形を作りその中にボールペンをセットすれば良い。但し若干無理があると握りにくくなり長時間の筆記には耐えられない。筆記具に牛がついたのではなく、牛に筆記具がついたのだと解釈すれば納得できます。どんな方が買われるのでしょうか。

★牛型のフォークができる。もちろんステーキを食す際に使う。

2010年4月27日 (火)

木目基調のデザイン

2010_0419n0008 デザインの大半が木目調の車両。

背もたれや肘掛、荷だなやテーブル、壁やドア、背もたれの丸みを帯びたノブも木製。九州新幹線「つばめ」。

車内に入るやいなやその雰囲気に圧倒されました。こりゃ違う、居住空間をデザインする人のこだわりを感じます。九州はもともと木製のデザインを用いるお国柄なのでしょうか、在来線特急でも木目調が使われていました。昔の人が当たり前のように採用した木材には、やはり自然のぬくもりがあると思います。

★同様なデザインを特徴とする飛行機が就航する。

2010年4月26日 (月)

浜松餃子パン

2010_0404n0013 餃子が入ったパン。

「もっちり生地に餃子を丸ごと包みました」、「五味八珍さんの特製餃子を使用」と表示されている。

餃子をパンと一緒に食べるとなると既に合体しているほうが食べやすい。単なる餃子ではなく、中華レストランの’五味八珍’さんとコラボしている点も興味深い。我家では餃子を作った翌朝、その残りを食パンに挟んで食べるのが恒例で、親しみを覚えました。

★富士宮焼きそばパンが発売される。外観は富士山の形。

2010年4月25日 (日)

方向転換できる運転席

2010_0420n0013 路面電車の運転席が向きを変える。

ワンマン電車の停車駅で料金を徴収する際には旋回してこちら側を向ける仕組み。鹿児島市内で遭遇。

軌道の旋回半径対応策として、運転席のみ小型の独立車両として連結しているために乗降口との間に距離ができてしまう。この対応策として考えられた構造。運転手がペダルを踏むとロックが解除され、写真左側に向けて旋回する。これにより言わば車掌席に早代わり、一人二役はそれなりに負荷がかかります。

★乗降時通過するだけで自動支払いでき、人手を要しなくなる。

2010年4月24日 (土)

厚味のない体重計

2010_0227n0017 写真のように極めて薄いもの。

世界最薄、スリムボディーと表示されている。ソリッドステートといった感、メカ的な仕組みはないと考えられる。

電子ペーパーがもうじき実用化されるのでしょうが、そこまで薄くする必要はないまでも、かなりのこだわりを感じます。確かにスペースセービングの効果はありますが、それ以上にデザイン上の差別化を狙った商品でしょう。昔、錘を乗せながらつりあい点を探す「てんびん式」で測定したことを懐かしく思い出します。

★極薄で折りたたみが可能な体重計ができる。

2010年4月23日 (金)

運転席のバックモニター

2010_0418n0022 路面電車の運転台に液晶表示される。

写真では分かりにくいが両側に一個ずつ。カメラの映像を左右反転して映し出している。熊本市内で遭遇。

車両の両サイドに通常あるミラーをカメラとモニターで代替、カラー画像で見やすい。映像を加工してあるので鏡に映ったように見える。顔から近い場所にあり普通のミラーより格段に見やすくなっている。やはり新しい車両ではコスト上問題ない範囲で、ニーズまたはシーズを反映した改善が取り入れられています。

★車内全体を自動スキャンして表示するモニターが搭載される。

2010年4月22日 (木)

つぶつぶコーン

2010_0411n0002 写真のような形状をしたスナック菓子。

焼きとうもろこしをイメージしており、「粒がほぐれる楽しさ!」と表示されている。確かに筋の部分で折れる。

ほぐそうと思えば何とか粒状に分けられるレベル。要はとうもろこしの豆のつき方を再現した形状にミソがある。スナック菓子は百花繚乱の状況ですが、材料、味、形、食感、等の因子以外に、’形が変えられる’とかのファクターを入れないと差別化できない印象を受けます。

★粒状のスナックを組み立ててから食べる菓子が発売される。           (★マークは「ドキターの目:将来予測」で、今後思いつく範囲で一言加えます。ひょっとして当たるかもしれず、ご注目のほど

2010年4月21日 (水)

本ブログ四周年!

2006年4月22日にこのブログを書き始めてから今日でちょうど4年が経ちました。過去記事総数は1457件、継続は力です。

「モノコト研究」の効用はいくつもあります。①話のタネができる、②思考の訓練ができる、③知的好奇心が満たされ人生が楽しくなる、等々。

そこで今までの「研究の成果」を元に、簡単なセミナーの開催を来月5月13日(木)の午後に予定しています。モノコト研究を続けてきて感じたこと、役に立ったこと、反響の大きかったことなど整理してお話しする場にしてみたいです。詳しくはココをご参照のうえ、よろしかったらご参加下さい。お待ちしています。

というわけで、明日から5年目に突入。マンネリにならないように取材方法や表記に工夫を盛り込みながら続けたいと思います。   合掌。

2010年4月20日 (火)

天井のポスター掲示

2010_0328n0273 松山市電の天井に掲示されたポスター。

真上に掲示すると見にくいので、少々湾曲したスロープ状の面を対称形に作り、そこにポスターをつけている。

通常電車内での宣伝は、「宙吊り広告」か「車両の側面から天井にかけての湾曲した面に掲示」するのが一般的。この市電は天井が低いために宙吊りスペースが無く、このような形態になったと思われます。ずっと昔からあるのでしょうが、観光客として初めて乗車した者には新鮮に感じられました。

2010年4月19日 (月)

俳句の投稿箱

2010_0328n0272 路面電車の中に設置された投稿箱。

松山市電内で遭遇。「観光俳句ポスト」と表示され、ポケット部には投稿用紙が備え付けられている。

正岡子規の出身地ということで、俳句を観光資源と考えての試みらしい。半年に一回優秀なものに賞が与えられる企画があり、既に何年も続いており、車内には最近の入賞作品が公開掲示されていました。今では珍しくなった路面電車、これも観光資源と考えコラボ感覚で車内に設置されているのだなと思いました。

2010年4月18日 (日)

路面電車に書かれた言葉

2010_0328n0263 写真のように語りかけるような表示。

この他に車両によって「君の速さで歩(ゆ)けばよい」「伝わるように伝えよ」「自信をもってやりなさい」等の文言がある。

松山市ことばのちから委員会が主催した「だから、ことば」大募集等で選ばれた作品を掲げているとのこと。なかなか面白い活動だと感心しました。確かに選ばれただけのことはあって、’目からうろこ’的なものや、元気をいただけるものがありました。当たり前のことではありますが、言葉の力は大きいです。

2010年4月17日 (土)

道後温泉観光時計

2010_0328n0266 定刻になるとせり上がるパフォーマンス。

数段の構成になっており、中から温泉につかる人形が現れる。小説「坊ちゃん」のキャラクターの動きが楽しい。

一昔前、そごうデパートの大時計が話題になりました。時計に時間を表示する機能以外にエンタメ性を持たせる発想は楽しい。その後様々なからくりが考えられ、このような大がかりなものも出現したのだと思います。観光地では名所の数を増やし、集客に一役かっているに違いない。

2010年4月16日 (金)

100円バス

2010_0328n0241 全区間乗車賃が100円均一なバス。

写真はバス停の時刻表の上に表示されていたマークです。バスのデザインをあしらい、必要な情報を上手く入れている。

その昔、百均ショップは瞬く間に広がりました。格安感と共に買い物時に金額を計算する手間が省けたのも大きな要因。バス料金も同様な発想で全区間均一はどこでもあります。しかし100円はいまどき珍しいのでは?!乗車したわけではないので詳細は未確認ですが距離がかなり短いのかもしれません。

2010年4月15日 (木)

般若心経帽子

2010_0328n0128 お経の言葉がデザインされている帽子。

読むためでなく見るための文字がランダムに並んで印刷されている。お遍路さん用品販売店で遭遇。

それぞれのお寺で参拝時には「般若心経」を唱えるのが一般的で、お遍路さんとは切っても切れないもの。帽子にそれがデザインされるのは自然かもしれません。但し一般の方がショッピング時にかぶるのは多少違和感があるかも。物事TPOが大事だと思いますが、巡礼中は特別な「O」なのです。

2010年4月14日 (水)

感応表示のある信号機

2010_0328n0177 信号灯の下に補助表示が出る。

メインの通りに突き当たる道路側から見た信号灯。T字路に差しかかった車を感知し、「感知中」と表示する。

感応型の信号機はセンサーで車を感知することで、無駄の無い切り替えをやっている。その際、感知された側のドライバーに「しっかりあなたの存在を感知しているので、もう少し待ってくださいな」というニュアンスのメッセージを発しています。何事も相手を思いやる気持ちが大切で、その仕組みを作れば喜ばれるはずです。

2010年4月13日 (火)

駐輪場のあるアーケード街

2010_0328n0184 通路中央に駐輪スペースがある。

二列に区画線が引かれ、子供用自転車も見える。買い物客は自転車で乗り入れ各お店に歩いて回る仕組み。

特に珍しいというわけではないですが、初めて訪れた街で雰囲気が新鮮だったのでとり上げました。アーケード街というのは地元の商店街の集合体で昔は活気がありました。現在は大規模ショッピングモールの台頭で、どのように対抗するか知恵を求められていると思います。後から変更するのは何事も難しい。

2010年4月12日 (月)

山間の遍路道にある短冊

2010_0328n0203 所々に「文言が書かれた短冊」がある。

写真のものは「大師の御跡慕いつつ」。他には「今が一番大事」とか「心と向き合う、心と語る」といった感じ。

基本的に山の中の木につけられています。やはり歩くのが大変に思えたとき、それを励ましてくれる価値がある。あるいは今が修行の場なのだと自覚を促してくれます。状況が状況だけに人それぞれ感じ入るに違いない、自分もしかり。何せお寺は何故か山の中とか上にあり、山の中を結構歩かされました。

2010年4月11日 (日)

太陽電池を使用した標識

2010_0328n0170 電力を自然からもらう標識。

写真のように標識の上部に太陽電池がついている。多分昼間に逐電し、夜間点灯すると思われる。

省エネという観点からも推奨されることですが、配電のための工事をしなくても良いメリットがあるのかもしれません。過去に本ブログで扱った「工事中の片側通行規制用信号灯」にも採用されていました。太陽光はどこもかしこも照らしているので、できるだけ多くを活用させていただきたい気分になります。

2010年4月10日 (土)

かつおの形をした標識

2010_0328n0158 目をギョロっと開けたかつおの標識。

「居眠り事故多発区間」と表示されている。地元のライオンズクラブの作。何故かかつおは縦向き。

単に文字だけ書いてあるのでは印象に残らないが、お目目ぱっちりの魚君が現れるとギョ(魚)っとするのでは。それを狙った企画だと思われます。動きやヒカリで目を引くことは比較的簡単ですが、このように「絵」で注意を喚起するのはなかなか難しいことだと思います。

2010年4月 9日 (金)

かつおコロッケ

2010_0328n0057 かつおが入ったコロッケ。

一般的にはひき肉、これをかつおに代替したもの。食感もよく、なかなかの美味。高知市内の土佐料理店にて。

ポテトの中に何を入れてもパン粉をつけて揚げればコロッケになる。高知といえばかつおと条件反射をしてしまう私としてはこれは当然のメニューかなと思いました。ものには相性があり、コロッケの具として何でも合うわけでは無いでしょう。合う合わないには何らかの法則性があるのかどうか、気になるところです。

2010年4月 8日 (木)

バスの料金表示

2010_0328n0135 0番から69番までびっしり埋まっている。

よく見るとこの時点で28番が100円、29番が3400円となっている。番号が足りず二巡目以降に入っている(?)

長距離バスのため、発券番号が足りないための処置と思われます。29番の整理券を持っている人間はもう少し乗ると100円に下がる?。ってなことを予想して乗っていましたが、事実を確認することを怠り真相は不明です。二巡目の券にはそれと分かる印がついているのか、運転手さんが顔を覚えているのか・・・

2010年4月 7日 (水)

男湯と女湯の表示

2010_0328n0109 障子の左右を変更できる案内表示。

一日おきに男性用と女性用の風呂場を変えるホテルでの表示の工夫。写真の左右に二つの入り口がある。

露天風呂の趣が異なるため、男女平等にするために設定を交互にする運用をしていたもの。和風ホテルらしくふぜいがあり、かつ変更は一瞬で済む。本来仕切りとしての機能を有す障子に「表示切替機能」を持たせたところが面白い。昨今の電子看板のブームに乗れば、液晶画面で自動設定なんてことも候補でしょうが。

2010年4月 6日 (火)

USAの看板

2010_0328n0104 街をアピールする看板。

「鰹の町、ここはUSAです」と表記。USAはアメリカのことではなく宇佐町のこと。しゃれっ気、インパクトがある。

USAと表記されれば通常の感覚だと「ユーエスエー」と読み、何で米国が鰹の町なのかと疑問を待ちます。気を引いたら看板の効果は合格点というわけ。少し前にはオバマ市が有名になりましたが、どこでどんな発音が影響するか分かりません。車なら見落とすかもしれない看板に歩いていると気がつきました。

2010年4月 5日 (月)

エッジの効いた建物

2010_0328n0042 楔の様な鋭角部のある家。

写真は左右の道路に挟まれた状態を楔の先端部から見たもの。もしも車が突っ込んだら真っ二つにされそう。

土地の形に合わせて作った結果だと思います。本来家の形は四角形が基本になっていますが、それにこだわることは無い見本だと感じました。多分世の中には探せばあらゆる形の家があるに違いない。ところで住み心地はどうなのかが気になります。住んでみないと分からない長所短所があるのでしょうな。

2010年4月 4日 (日)

背もたれの高い座席

2010_0328n0030 背もたれの高さがかなり高い座席。

ローカル線のワンマン列車で採用されていたもの。標準体型の人の座高を上回る。幅もゆったり感がある。

グリーン車でもなく、通常の電車で何もここまで高級感を出さなくても良かろうと思ってしまいました。それも一両編成の車両です。座れば心地よい反面、車内では若干の圧迫感もありました。シートの大きさに規格があるわけでもなく、独自のデザインのものを提供すれば良いのですが、ちょっと珍しさを覚えました。

2010年4月 3日 (土)

龍馬の焼酎

2010_0328n0055 坂本龍馬のボトルに入った麦焼酎。

頭の部分がキャップになっている。本体はPETボトルで服の図柄と「坂本龍馬」の文字が入っている。

高知市の土産物店で見かけました。NHK大河ドラマの影響は大きく、高知県は全県上げてPR中。そのものズバリの人形であれば、少々子供だましの感があっても商品としての価値はある。他に様々な菓子の土産があり、それぞれ名前の付け方や図柄に気を使っている。背景に商標等の制約があるのは確かです。

2010年4月 2日 (金)

アンパンマン列車

2010_0328n0012 専用車両に子供の遊戯施設がある列車。

JR四国の企画列車、車両外観に漫画が描かれているだけでなく、内部の一部が写真のように改造されている。

今回の巡礼では高松駅から四国入りし、徳島駅で乗り換えました。徳島駅で遭遇したのがこの列車。外観がデコレートされた列車は飛行機等も含めよく見かけますが、内装にも手をいれたものは珍しい。電車による移動は子供には退屈なもの、遊んでいる間に目的地につければそれはとっても有難いことです。

2010年4月 1日 (木)

路側の反射板

2010_0328n0064 左右の縁に等ピッチで設置されている。

進行方向左側のものは黄色、右側のものはオレンジ色に反射する組み合わせになっている。ガードレール上にもある。

今まで車を運転していて気がつかなかったということに今回気がつきました。道の幅を気にするような場合、左右で色が異なることを知っていれば便利です。ひたすら歩くことを続けているとこんな些細なことにも意識が向きます。日頃無意識の中で見過ごしている情報は多々あるのだなと実感しました。

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